新着情報
第30回一般社団法人日本間脳下垂体腫瘍学会
会長 川俣 貴一
東京女子医科大学 脳神経外科学講座
教授・講座主任
この度、第30回一般社団法人日本間脳下垂体腫瘍学会を2020年2月21日(金)・22日(土)の2日間の日程で、日経ホール&カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町)において開催させていただきます。当講座一同、大変光栄に存じております。
日本間脳下垂体腫瘍学会は、前身の下垂体腫瘍ワークショップから数えると40年の歴史をもち、日本脳神経外科学会の数ある関連学会の中でも2番目に古い伝統ある学会であります。本学会はこれまで間脳下垂体部の腫瘍性病変を中心とした疾患の診断と治療および病態を解明する点で極めて重要な役割を担って参りました。また、学際的特徴が際立つ非常に有意義な学術集会です。脳神経外科医、内分泌内科医、小児科医、病理医ならびに放射線科医などが一堂に会して、間脳下垂体疾患の基礎と臨床について最新の研究成果を活発に発表・討論するという他に類を見ない学会です。お互いに高めあうことができる学術集会であり、この領域の目覚ましい発展に多大なる貢献をしております。
2020年度の学術集会のテーマは「覧古考新―先端技術と内分泌学」といたしました。時代と共に社会的ニーズも変化し、新たな観点で課題が出てきております。そこで過去と現状を把握したうえで近未来への課題・展望・解決策を議論したいと考え、「覧古考新」をテーマといたしました。シンポジウムなども、近年取り上げられてきた内容を発展させて現時点ならびに近未来へ向けた問題点を浮き彫りにすべく設定し、問題解決の足掛かりとなる学術プログラムを企画致しております。
2020年東京オリンピック・パラリンピックを5-6か月後に控えた時期での東京での開催でございますが、例年のごとく地に足をつけた内容で学会運営を進めたいと存じます。東京に多数の会員の皆様をお迎えして共に学べることを心より願っております。日本間脳下垂体腫瘍学会の更なる発展のため何卒ご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。